苦の原因である「渇愛」を断ち切るためにブッダが示した実践法とは？

苦の原因である「渇愛」を断ち切るためにブッダが示した実践法とは？
仏教の出家修行者の代名詞である「比丘」のあるべき生き方とは？
仏説を深く理解するための金言と修行者のよすがとなる峻烈な言葉の数々！

お釈迦様が真理の教えを偈(詩)の形で説かれ、日本でも『法句経』の名で親しまれてきた初期仏教経典『ダンマパダ』。
その偈の一つ一つを、スマナサーラ長老の詳細な解説で深く理解する。

全二十六章・423偈の『ダンマパダ』を、全十巻シリーズで完全網羅。
第九巻は、「渇愛」を中心に据えて仏教と仏道の全体像を説く第二十四章と、
心清らかにする聖道の完成に命をかける「比丘」を鮮やかに描く第二十五章！

店長からの一言

「渇愛の章」に収められた偈には、仏説を理解するうえで欠かせない金言が数多くある。私たち「存在」に対する根源的な問題について、お釈迦さまが「渇愛」という言葉を用い、その乗り越え方を説かれた詩を徹底解説する。とても専門的で濃密な内容だが、決して高度な哲学や論理・知識でしかわからないということはなく、一般人でも理解できて実践可能な内容になっているのが不思議だ。続く「比丘の章」では、比丘のあるべき生き方が懇切丁寧に説かれている。在家であっても、仏道を歩む自分を反省する拠り所となるだろう。